底材がパックリ割れてしまっていた、ボロボロと粉々になってしまった、という経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
これはウレタン素材の靴底の特徴で‘加水分解’という現象です。
ほとんど履いていなくても発生する経年変化で、通常3年程度で起こる可能性があります。
ウレタンという素材は、軽くてクッション性もあり、摩擦に強い為、スニーカー・革靴・登山靴など多くの靴の靴底に用いられています。
しかし、この素材、湿気に弱く、履いていなくても経年劣化してしまうというマイナス面もあります。
数回しか履いていない状態でも、空気中の水分を吸収してしまう為、靴箱や下駄箱に入れておくだけで劣化してしまうのです。
逆に長期間の保管は加水分解を早める場合が多いようです。
ウレタン素材は、加水分解以外にカビ・高温・紫外線なども劣化を進める原因になるようです。
長持ちさせるコツとしては、
●なるべく良く履くこと。(底材内の空気が循環します)
●雨に濡れたら靴底も陰干しで、しっかり乾かすこと。
●保管の場合は陰干し後、風通しの良いところ。
●土・泥など付いたら、使用後必ずふき取ること。
●適度にご利用頂く事で最適な状態が保たれます。未使用状態での長期保管には適しません。
●靴箱に入れて保管する場合は箱の横に穴を開けるなどして通気口を作ってください。
ビニール袋等での密封した保管はお止め下さい。
ただし、底が割れてしまっても、終わりではありません。
弊社では、ほとんどの靴で、オールソール修理(靴底の全面張替え)ができるので、新しい靴底に交換が可能です。
期間は約3ヶ月のお預かりで、金額は¥7,000〜¥8,500前後(税抜)です。
※他に修理箇所が見つかった場合、修理金額が上がる場合があります。
※廃盤品、取扱い終了商品に関しましてお修理出来ない場合がございます。
【ウォーキングシューズの加水分解】




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靴底の経年変化(ポリウレタン底)